カレーの匂いがした。 食欲をそそる匂いだ。腹が減っているわけでもないのに。 島田は鼻をひくつかせながら、薄っぺらい賃貸アパートの扉をノックした。 (小説ブログ掲載作の転載です)
椎堂かおるさんの作品を読ませて頂きました。約5分。 少しホラー気味というか、ミステリーな雰囲気に仕上がっていると思います。 前後編のこちらは前編です。
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