高校2年の夏休みのある日、七瀬水乃は会える筈の無かった大切な人に再会した。それは夏の幻、ではなく彼女と彼が会いたいと強く願ったから。彼女の想いと彼の想いが交錯する物語。ひと夏の海での小さな奇跡。そんな彼女と彼の別れの話。夏の暑い日差しの中で生まれたのでほんの少し生ぬるい風がそよぐ様な暑さの中で読み、聞く事をオススメします。切ない物語ではありますが、読み手によっては残酷だと思われるでしょう。